JAE、サーボモータ用低背防水複合プラスチックケースコネクタを発売
2022-12-15
近年、ロボットや工作機械は小型化、高機能化されており、さらに内蔵されたサーボモータはより小さな組立スペースを必要としている。また、使用するケーブルの数を減らすことも求められています。

このニーズに対応するために、「JN 13シリーズ」は合計6ピン(電源3ピン、接地1ピン、制動2ピン)を同じコネクタに統合し(図1)、制動のためのコネクタとケーブルを削減した。電源線と制動信号線との間に強化絶縁が設けられているため、複合コネクタとして安全に使用できる。

また、ノイズの影響を考慮して、エンコーダ用の9ピンコネクタも発売されている。動力・制動用6ピンコネクタの組み立て時に干渉しないように、6ピンコネクタと9ピンコネクタはいずれも斜めに引き出した形状を採用している(図3)。

ソケットとプラグの嵌合はロックねじ固定ハウジングの簡略な固定構造を実現し、コネクタの小型化、低背化を実現しただけでなく、高い接続性能と高い防水性能も実現した。固定と同時に接地端子と金属ケースとを電気的に接続する構造(図2)であり、コネクタを組み立てるとともに、ケースの接地接続を容易に行うことができる。

ネジがカバーから外れにくい構造で、優れた作業性を実現しています。部品搭載方式によっては、同じ部品のケーブルを使用しても180度方向の反転が可能であり、顧客は用途に応じて選択することができる(図4)。

本製品はサーボモータの低背化に役立ち、ケーブルを削減できる複合コネクタであるため、ブレーキを使用する必要があるロボットサーボモータに特に適しています。JN 13シリーズの構造
特徴

●全プラスチック筐体は軽量、低コストを実現できる
●低背タイプのロックネジ嵌合方式は、高強度、耐震、防水などの利点がある
●コネクタ嵌合時のIP 67防水構造
●6ピンコネクタは電源とブレーキの複合型で、強化絶縁にも対応
●ハウジングロックネジで固定することで自動接地が可能な構造
●端子は圧着式
●用途に応じてケーブルの引き出し方向を選択できるプラグハウジング構造


適用市場

●サーボモータ、工作機械、ロボット、通信機器など各種産業機器