●接続操作性と小サイズを両立する課題
従来のFPCコネクタは、まずカバーをめくってからFPCを挿入し、最後にカバーを閉めてから操作を完了する必要がありましたが、操作ミスによりカバーが外れてしまいます。近年の基板対FPCコネクタは、主にスマートフォンやウェアラブル機器などの生産性の高い小型機器の内部接続に使用されている。しかし、プレート対FPCコネクタは、FPCに実装されたコネクタと基板に実装された対向コネクタとを嵌合接続させる必要があるため、嵌合高さ寸法はモノリシック構造の低薄型FPCコネクタよりも高くなり、薄型を追求し続けるモバイル消費機器では適用できない。この場合、より薄いFPCコネクタを使用する必要があります。
●カバーを触る必要がなく、挿入するだけで接続が完了する良好な操作性
このニーズに応えるため、広瀬電機は「FH 82」シリーズを開発した。差し込むとロックされ、カバーを触る必要がなく、差し込むだけで接続が完了し、操作性が大幅に向上し、「触らない=壊れない」ため、カバーが外れる心配もありません。また、プラグアンドロック製品はカバーを閉じた状態で納品され、カバーを開けた状態でのバックロック製品の輸送に破損リスクがあるという欠点を克服した。プラグアンドロックFPCコネクタは、開口部に大きなテーパ面と独自のばね設計を設けることで、FPC/FFCの挿入力を軽減し、スムーズに挿入することができ、ロボットの組み立てにも対応しています。
また、当社の既存の他のFPCコネクタと比較して、製造方法を改良することで、生産性を飛躍的に向上させました。これにより、製品の円滑な供給を実現し、顧客の機械設備製造が秩序正しく円滑に展開されるようにするのに役立ちます。
■プラグアンドロック嵌合による操作時間の短縮、工数の低減
特徴:高さ=0.65 mm、間隔=0.25 mm、小型のプラグアンドロックFPCコネクタ
1.超低薄、省スペース
-高さ:0.65 mm、接点間隔:0.25 mm(取り付け間隔0.5 mm)
2.プラグアンドロック構造により、製造品質を改善する
3.操作性の向上
●今後の製品開発計画
今回開発した「FH 82」シリーズは、スマートフォンとウェアラブルデバイス内部の接続問題を解決した。今後の設備機器の需要をさらに満たすために、具体的には次のように調整する予定です。
-量産中のコア数:14コア
-開発予定コア数:8、12コア