Vishayは低直流バイアス特性と低誘電体損失因子(DF)を有する磁器誘電体径方向リード高圧直挿磁器チップ容量の一種を発売した
2025-09-11
威世科技Vishay Intertechnology,Inc.(NYSE株式市場符号:VSH)はこのほど、低誘電体損失因子(DF)と低直流バイアス電圧の特性を持ち、工業と医療応用に適した磁器誘電体キャパシタシリーズの新シリーズを発表した。

Vishay Roederstein HVCCの1種類の磁器誘電体キャパシタシリーズの15 kV条件下でのキャパシタ変化は25%未満で、2種類の磁器誘電体キャパシタの半分にすぎない。また、これらのデバイスの1 kHzにおける誘電体損失因子値は1.0%未満であり、2種類の磁器誘電体キャパシタより0.5%低い。荷物保安検査機、医療、産業用X線、空気清浄機、イオン発生器、パルスレーザなどに使用される高圧発生器回路における電力損失を低減し、信頼性を高める。
 
HVCC一類磁器誘電体キャパシタシリーズの容量値範囲は100 pFから1 nFで、標準許容値は±10%、定格動作電圧は15 kVDC、動作温度範囲は-30°Cから+85°Cである。この容量は銀めっきセラミック磁器片と錫めっき銅包鋼の接続ピンから構成され、選択可能なピン直径は0.65 mmと0.80 mmの2つの規格がある。この容量はRoHS規格に適合し、直線ピンパッケージを提供し、ピン間隔は9.5 mmと12.5 mmの2つの規格があり、UL 94 V-0規格に適合する難燃性エポキシ樹脂材料を用いて密封パッケージを採用している。
 
HVCCのような磁器誘電体キャパシタシリーズは現在サンプルを提供し、量産を実現しており、供給周期は12週間である。