TDKは共振トポロジー応用向けにコンパクトな両面蒸着金属化ポリプロピレンフィルムコンデンサを発売
2025-08-07
TDK株式会社(東京証券取引所コード:6762)は、新たなB 3264 xHシリーズ両面蒸着金属化ポリプロピレン(MMKP)薄膜キャパシタを盛大に発表した。新シリーズの素子は高周波応用における6500 V/µsまでのパルス応力に対応するために設計され、伝統的なソリューションの限界を効果的に補充した。これらの素子は共振回路の応用に非常に適しており、特に広範なLLCトポロジ構造を応用している。コンパクトな外形とAEC-Q 200規格に準拠した特性により、電気自動車(xEVs)における車載充電器(OBC)とDC-DCコンバータ、および無停電電源(UPS)、工業スイッチングモード電源(SMPS)と電子安定器などの場合に広く適用されている。
これらのコンデンサの定格直流電圧範囲は630 Vから2000 V、コンデンサ値範囲は2.2µFから470µF、定格動作温度範囲は-55°Cから+125°Cであり、過酷な状況下での長期信頼性のある運転を確保することができる。それは特殊な誘電体システムを採用し、ポリプロピレンと両面蒸着金属化ポリエステル(PET)フィルムを結合し、高パルス強度と優れた電流処理能力を実現した。
B 3264 xHシリーズキャパシタは高絶縁抵抗、低損失因子及び安定した自己治癒性など多くの特徴を有し、+85°C及び満定格電圧条件下での設計寿命は200,000時間に達することができる。製品には3種類のリード間隔(10 mm、15 mm、22.5 mm)の異なるモデルがあり、ユーザーが必要に応じて空間の狭い回路レイアウトに柔軟に集積するのに便利である。
優れた性能とゲージレベルの信頼性を組み合わせて、TDKのB 3264 xHシリーズは自動車及び工業分野の設計者が先進的な電力電子システムの効率と使用寿命をさらに高めるのに役立つ。
B 3264 xHでは、さまざまなSpiceバージョンとANYSYSの対応するシミュレーションモデルをダウンロードできます。
プロパティとアプリケーション
主な用途
•電子安定器(共振回路)
•LLCトポロジ
•高パルス応力の高周波応用
•産業用スイッチングモード電源(SMPS)
主な特徴と利点
•超コンパクト設計
•高パルス強度
•大電流処理能力
•過酷な湿気運転に適している
•オプションのハロゲンフリーモデル(必要に応じて提供)
•AEC-Q 200準拠